ガス警報器工業会 会長
重盛 徹志
 ガス警報器工業会は、1975年(昭和50年)12月に設立し40周年を迎えることになりました。その間、本工業会の理念であります「ガス警報器の普及を通じて、国民の暮らしの安全・安心に貢献する」ことを念頭に、さまざまな活動を展開し、消費者の安全の確保に多少なりとも寄与できたものと確信しています。
 これまで本工業会の使命を一歩一歩着実に進めることができ、この度40周年を迎えることができましたことは、偏に、関係官庁並びに関係団体各位の暖かいご指導、ご鞭撻と多大なるご協力の賜物であると、ここに改めて深く感謝申し上げます。
 LPガス、都市ガスの消費者事故は、この40年間で大幅に減少しております。これは官民が一体となって保安活動を進め、ガス警報器等の安全器具の普及に努めた結果であると考えています。
 しかしながら、ガス事故は大幅に減少しましたが、最近は、業務用厨房や、学校・ホテル等でのCO中毒事故が継続して発生し、また、一般消費者先でのガス漏れ事故も高止まりの傾向となっています。
 他方、我が国を取り巻くエネルギー情勢を見てみますと、シェールガスの市場への影響拡大、中東情勢の不安に加え、国内では電力・ガスシステム改革により、電力は本年4月から、ガスは来年4月から小売り全面自由化が始まるなど、国内外で大きな変化が始まろうとしています。このように時勢が大きく変化していく状況にありますが、私たち工業会は、設立当初の理念を忘れることなく、ガス警報器が国民の安全・安心の一助となるよう、ガス警報器のさらなる普及と保安規制のスマート化につながる技術水準の向上に取り組んで参ります。そして、ガス警報器が付いていることが当たり前の世界を目指して、新たな一歩を踏み出し、新たな歴史を創って参ります。
 今後とも、皆様方の倍旧のご指導とご支援のほどをお願い申し上げます。

 2016年(平成28年)3月